3月19日(木)

 サポートスクールは12時までなので、昼食のおにぎりを出します。家に帰っても、ご飯を食べられない子がほとんどです。ボランティアが家で炊いたご飯を釜ごと持ってきて、熱々のおにぎりを自分で握ります。唐揚げや漬け物もあります。ツナマヨが人気です。4月6日から普通に学校が始まるようです。1ヶ月も遊んでいて、大丈夫でしょうか。家の親御さんも大変です。


3月9日(月)

 全国の学校が休学となったため、子ども達の居場所と勉強の場として、能代市教育委員会の許可を取り、公民館に「サポートスクール」を開設しました。平日の10:00~12:00です。たくさんの宿題を抱えてどうしてよいか分からない親子の支援です。北羽新報と秋田魁新報が取材に来ました。北羽新報の記事を掲載しています。


2月11日(火)

 OPIの取材のため、東京から嶋田和子先生と野山広先生が能代へ来ました。嶋田先生は、5月頃出版予定の本の為に取材した生徒にも会いました。その本に取り上げられた沼口さんの居酒屋「我が家」を訪問した写真です(野山先生撮影)。本の一部では、「のしろ日本語教室」の生徒について、丁寧に取材しています。ぜひご期待ください。

 


2月11日(火)

 教室でサプライズがありました。ボランティアの吉岡さんの企画で、教室が終わる頃、2月生まれの北川裕子と1月生まれの智彦の、誕生日のお祝い会が急に行われ、花とケーキがプレゼントされました。忙しいのと、年も年だし、ずっと誕生日を祝う気にもなれなかったのですが、教室のみんなからお祝いされたことはとてもうれしいことでした。

 教室の皆さん、本当にありがとうございました。


2020年2月11日(火)

 中国人の冬美さんが、「全日本きものコンサルタント協会」の内閣府認定資格を取得し、その報告に来ました。着付けの力は「折り紙付き」でしたが、日本人でも難しい、着物の専門用語を勉強し、見事合格しました。これで着付けの指導もできる先生になりました。おめでとうございます。

 本当の日本文化を中国に伝えることができると良いですね。


12月19日(木)

 「働く婦人の家」で開いている木曜教室に、突然、ヨルダン駐日大使のリーナ・アッッマーブさんが来ました。文化会館で開催される、ヨルダンフェアに提供する料理を、調理実習室で大使館のシェフが作っていたのです。通訳を務めている近藤さんが案内してくれました。午後からのフェアに行き、大使と記念写真を撮りました。

 能代市はオリンピック・パラリンピックに参加するヨルダンのホストタウンになったので、今回のイベント開催となりました。大使は、訪問する国の言葉を覚えないとしつれいになるので、選手には日本語を勉強させたい、と言ってましたが、これを機会に新しい交流が生まれることを期待します。


12月17日(火)

「忘年会・クリスマス会」をアリナスで開催しました。今年は、介護施設で働くインドネシアの女性・3名も、社長さん家族と一緒に参加してくれました。日本語はある程度できますが、もっと勉強したい、ということで木曜教室に社長さんが連れてきました。日本の言葉だけでなく、文化・習慣などが分かれば、もっと働きやすく、住みやすくなると思います。


11月21日(木)

 全日本年金者組合能代支部主催の「年金フェス」が、保坂会館で開催され、「外国人に寄り添って見えたこと」と題して講演しました。地域で生きる外国籍の方の苦労や、学習会の取り組みに理解が深まり、協力したい、という声が上がりました。毎年、盆踊りで力仕事の支援をいただいていましたが、一層の協力体制が出来そうです。


11月17日(日)

 秋田市カレッジプラザで、日本語学習支援ネットワーク会議があり、北川代表が報告をしました。会議は、伊東祐郎氏(国際教養大学専門職大学院)、畑朋幸氏(秋田県教育庁義務教育課)、内海由美子氏(山形大学)の講演の後、松岡洋子氏(岩手大学)のコーディネーターで阿部裕氏(四谷ゆいクリニック)、密山和香子氏(YSCグローバルスクール)、橋本洋輔氏(国際教養大学)、北川裕子と報告が続き、それを受けての全体議論となりました。秋田県がこれによって刺激を受けて、日本語学習支援を必要とする子どもたちへの理解が深まればと思います。


11月12日(火)

 畑山冬美さんが、11月7日に仙台で行われた「きもの装いコンテスト地区大会」の留め袖の部で1位となり、来年の全国大会に出場する事になりました。冬美さんは、着物着付けの資格を取るために、日本人でも難しい専門用語を勉強しています。

 隣の池田先生の指導の下、一生懸命に頑張っており、着付けも日本人に引けを取りません。ぜひ頑張って全国大会で優勝し、資格も取って欲しいと思います。


11月9日(土)

 わらび座の「温泉ゆぽぽ」で開催された「東北の社会教育研究集会」で、4人の報告者の1人として発言しました。「のしろ日本語学習会」は、地元の行政、学校、企業、住民と協働し、そのハブとして機能している事を強調しました。
 年々増える地域の外国人と、どのように接するかが問題となっていますが、その子どもたちの教育も含めて、能代方式が注目されました。 

11月2日(土)

 秋田市アルヴェで開かれた、全教定通部・北海道・東北ブロック学習交流集会で講演しました。定時制の先生方との意見交換では、増えてきている外国籍の子どもたちとの対応に苦労しているようでした。小中高の先生方には、学校へやってくるこうした子どもたちが、楽しく通い、明るい未来を描けるようにして欲しいものです。


10月13日(日)

 男鹿市地域学校共同活動の3回目として、男鹿市立北陽小学校で船木竹子さんの講習がありました。台湾語のあいさつを学び、高砂民族の踊りを踊りました。きれいな民族衣装に子どもたちは喜び、最初から元気よく踊りました。

 竹子さんも、子どもたちとの交流をとても楽しんでいました。


10月5日・6日

 能代市青少年ホームで「のしろ市民活動まつり」があり、2階の部屋に「のしろ日本語学習会」のこの1年の活動を報告するために、新聞記事と会報を掲示しました。毎年の事ですが、本当にいろいろな事があった1年だなあ、と思いました。次々と新しい学習者が教室に来るのは、能代も「国際化」が進んできている証拠です。


9月20日(金)

 能代市生涯学習奨励員地区連絡協議会研究大会が、能代市役所大会議室(旧議事堂)で開催され、「のしろ日本語学習会」と地域の外国人について講演しました。お年寄りが多いのですが、地域を支えている方々なので、外国人に対する理解が深まるよう支援していただきたいと思います。


9月13日(金)

 年金者組合能代支部の女性部総会で、講演をしました。中国残留帰国者の支援から始めた「のしろ日本語学習会」のいきさつで、戦争に翻弄された家族の話では感動を呼び、「戦争はやはりいけない」という思いが広がりました。

 この講演を、男性にも聞いて欲しいという意見があり、後日、講演会を開く事にしました。


9月7日(土)

 全国では台風などの被害が出ましたが、今年も第23回盆踊り会は好天に恵まれました。能代市や教育委員会、県国際交流協会、ロータリクラブから来賓としてお出でいただき、お祝いの言葉をいただきました。多くのボランティアと地域の方々や団体・企業に支えられてここまで来たことに、改めて感謝申し上げます。


8月20日(火)

 恒例のお茶会を、成蹊青年部の皆さんのご協力で開催することが出来ました。参加者は少なかったのですが、初めて体験した中国の方は、自分でもお茶を点て、それを飲んで思わず「おいしい」と叫びました。日本語を指導していた先生は、ようやく日本語を話した、と拍手して喜びました。まだ、子どもたちはマナーが悪いので申し訳ないのですが、中学生になれば、よくなると信じています。


8月3日(土)

 3日・4日と「能代七夕・天空の不夜城」が開催され、今年も英語と中国語でアナウンスしました。いただいた原稿を「やさしい日本語」に直し、それを各国語に訳すのですが、当日急なアナウンスも求められ、日本語の力も必要です。英語のエリックさんは、初めて浴衣を着ましたが、長身なので合う浴衣がなく苦労しました。ALTつ通じて仲良くなった子どもたちからも声援を受けていました。


7月30日(火)

 ALTのベスマさんが、能代を離れることになりました。一年間でしたが、様々にイベントに参加して、ちょっとした有名人でした。とても明るく、誰とでも仲良くなって、みんなに好かれていたのに 残念です。


7月27日(土)

 八峰町のキャンプ場で今年もキャンプをしました。子どもたちはとても言うことを聞いて仕事を手伝いました。料理はテレビで話題になった「小錦流ハワイアンBBQ」やキーマカレー、チョコフォンデュなどでした。水鉄砲遊び、スイカ割り、ロシア製飛行機飛ばし、オセロなどで楽しみました。


7月25日(木)

 夫の仕事についてきたマイちゃんとお母さん(台湾)、遊びに来ていた慶宗くんの友だちダニエルくんとソラくん母子(韓国)が能代を離れることになり、送別会を開きました。かわいいマイちゃんは、教室だけではなく、働く婦人の家に来る他のサークルのお母さんたちにも人気でした。寂しくなります。


7月23日(火)

 夏休み学習指導が開始しました。たくさんの宿題を抱えて来ましたが、まだ、頑張ろうとする気にならないようで、気合いをかけられていました。韓国から遊びに来ていた子どもたちも参加し、日本語の勉強をしました。 


7月20日(土)

 「港祭り 能代の花火」が開催され、注意事項の外国語アナウンスを依頼されました。英語・中国語・タガログ語でアナウンスし、能代も国際的になった、という印象を与えました。

 今年も好天に恵まれ、開始前の夕日がとても美しく日本海に沈みました。最後の豪快な3尺玉、豪華絢爛なフィナーレは見る人を圧倒しました。 


7月15日(月)

 『家庭でバイリンガルを育てる』の著者・桶谷仁美さん(イースタン・ミシガン大学教授)が教室を見学したい、ということだったので、前日にミニ講演をお願いしました。最初に、国立国語研究所の野山広さんが「のしろ日本語学習会」の意義などをお話しし、次に桶谷先生が質疑形式で講演くださいました。実際に、外国人の夫と子どもを育てているお母さんが、子どもの言葉についての悩みなどを打ち明け、とてもためになる指摘をいただきました。


7月9日(火)

 以前、ALTとして能代にいたマットさん一家が、教室を訪ねてくれました。長男の飛鳥さんは、以前通った小学校へ行って、友だちと再会したそうですが、もう、6年生なので、友だちと会うのはこれが最後になるかもしれません。日本の小学校にはプールがあるので、そこで泳ぐのが楽しみだそうです。


7月4日(木)

 文化審議会国語分科会日本語教育小委員会委員の大木さんと文化庁職員増田さんが、教室を視察に来訪しました。外国人労働者を増やすことで、日本語教育に関する問題点を現場から調査する、ということでした。能代市や教育委員会、学校現場も訪問し、担当者から詳しく話を聞くことが出来ました。

 6月21日、日本語教育推進法が成立したものの、効果的に進めるために具体的な問題点がまだ把握し切れていないようです。


6月22日(土)

 秋田なまはげの会で、秋田県の外国人の状況を報告しました。なまはげの会は、借金返済に苦しむ人を助けるため、弁護士や被害体験者などで組織されていて、最近は外国人の被害者も増えたそうです。また、日本で稼げなくなった悪徳企業が東南アジアに進出して、被害を広めている状況もあるようです。


6月9日(日)

 秋田県母親大会が大仙市で開催され、分科会で発言するために参加しました。記念講演は浜矩子同志社大学大学院教授で、歯切れよいアベノミクス批判を会場の観衆は楽しく聞いていました。


5月28日(火)

 秋田教養大学院生3名と嶋先生が教室を訪問しました。日本語を実際に教える現場で、とても勉強になったようです。


5月26日(日)

 バス旅行で、大館駅前に新しく出来た「秋田犬の里」、小坂町の「小坂鉄道レールパーク」「康楽館」「小坂鉱山事務所」に行ってきました。能代市がバスを出してくれ、担当課長さんも同行してくれました。この日は全国的に暑く、大館は全県一気温が高い32.5度でした。展示されている寝台車や昔の芝居小屋に、子どもも大人もみんな大喜びでした。秋田犬にはふれあえず残念でした。


5月11日(土)

 男鹿の日本語教室の帰り、大潟村の「菜の花ロード」へ能代の受講生と寄りました。ソメイヨシノは終わり、八重桜が菜の花と一緒に咲き誇っていました。能代はこの数日、ちょっと風は冷たいのですがとてもよい天気が続きました。


5月9日(木)

 能代松陽高校の「国際理解講座」第1回目で、地域の外国人についてと「のしろ日本語学習会」の取り組みを紹介しました。日本語の助詞の問題を考えさせたり、国際化と平和についても考えてもらいました。残念ながら、地域の日本語教室についての理解はほとんどありませんでしたが、これを機会に知ってもらえばよいと思いますし、実際、ボランティアに来る生徒もいます。


4月28日(日)

 能代公園で花見会を開きました。前日まで寒く心配でしたが、この日は天気がよく、暑くも寒くもない日でした。「あきた白神ツーリズム」の方3名が加わり、三種町のジュンサイ鍋や八峰町の椎茸加工品などを紹介してくれました。そして、外国人としての印象を尋ね、外国人へのアピールの参考としたい、ということでした。また、花見をしていた音楽愛好家の方々の演奏があったりして、とにかく賑やかで楽しい花見会となりました。餃子や花見団子の差し入れもありました。


4月14日(日)

 ボランティア養成講座の開講式がありました。単純に教室のお手伝いをするのではなく、積極的に日本語の教え方を学んで外国人を支援しようと考えている方々です。

 いなかでも、これから外国人が増えていきますが、言葉や生活支援は欠くことが出来ません。そして子どもたちの学習支援も同じです。読み書き・生活支援をする地域の日本語教室が求められています。


4月13日(土)

 男鹿市主催の「日本語教室」の開講式がありました。受講者は、男鹿市に住む中国、台湾からのお嫁さん3人と、ALT3人です。少人数で読み書きに力を入れた質の高い内容です。受講者の皆さんは仲良く、台湾の女性はALTに覚え立ての英語で話しかけたりします。

公民館館長と副館長さんは、以前いた方で、教室への理解も高いので安心です。


4月7日(日)

 OPIワークショップ日本開催30周年・アルク創立50周年記念シンポジウムが、TKP市ヶ谷カンファレンスセンターで開催され、参加してきました。講演された牧野成一プリンストン大学名誉教授と写真に収まりました。

 この日は20度近くとなり、上野公園は桜の花が散り始め、外国人花見客でごった返していました。翌日は一転して寒くなり、能代に帰るとすっかり風邪気味になりました。


4月2日(火) 

能代市が主催する日本語講座の開講式がありました。新しく替わった進藤課長のあいさつ、北川代表のあいさつの後、出席した受講者やボランティアが簡単な自己紹介をしました。