保護司として・・

6日(水)は保護司辞令伝達式及び新任保護司研修会。

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保護司は、法務大臣が委嘱する更生保護のボランティアで、犯罪や非行をした人たちが再び罪を犯すことのないようその立ち直りを助けるとともに、犯罪予防のための世論の啓発に取り組むなど、安全・安心な地域社会づくりのために活動する。

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外国人相談員や日本語指導者として様々な形で外国人支援に関わってきた。
彼らに寄り添い問題を共有することでわかったのは、生活者として生きる人たちの支援は生やさしいものではないという現実だった。

 

日本という異文化で生きなければならない人たちへの支援だと・・気づく。

だからこそ、専門性が要求される。

 

しかし現実には、日本語指導者も外国人相談員も・・ボランティア・・・・
「ボランティアなのだから専門的な日本語指導などできない。ボランティアなのだから深いところまで関わる必要がない」・・・ボランティア活動に専門性を要求する方が無理と言う人が居ても・・誰も責められない。

 

しかし、関わることで見えたのは、日本語の学びが最も要求されるのは、警察、病院、学校、役所、弁護士・・

自立するための場所でこそ、日本語の読み書きが要求される社会だと知らされる。

外国人受け入れ制度の構築がなおざりにされている日本では、日本語の読み書きができないのは致命的・・・それが現実である・・・

 

これからの多文化共生社会に必要なのは、人間理解の視点で彼らを支える専門家の存在だ・・・日本語指導者・ソーシャルワーカー・etc・・・

 

保護司の話を頂いたとき、未熟な自分がどこまでできるか不安があった。
しかし、これからの日本の国際化を考えるなら、どんな窓口にも異文化の人たちの現状や葛藤を伝える必要がある・・・日本語教育や弱者救済の視点だけでは異文化の人たちが自立することはできない・・・・・そう思った。

 

異文化の親を持つ宿命を背負った子供達・・・2世代や3世代を親と同じ弱者にしてはならない・・だからこそ、支援する必要がある。

次世代を担う若者を育てることが、日本を汚してしまった私たち大人の責任だと思ってきた。

 

保護司を引き受けたのは、日本語指導者と外国人相談員の経験から、これからの地域の国際化に必要な存在になると思ったからである。

 

*保護司の研修は大変・・・・久しぶりに頭が痛くなるほど勉強(苦笑)

でも、人が生きる事に関わるなら学びは当然・・まだまだ学ぶことがたくさん・・

国際理解も人間理解

国際化社会を一部の人たちだけで論議する・・・そういう時代ではないと思うのですが、都会ではそれが成り立つんですよね・・

 

地域の国際化を都会の論理で推し進めても、地域住民には受け入れて貰えない

そのことを伝えるのも、地方で日本語教室を開設している私たちの仕事なのかも

しれません。

先輩保護司の皆様に御指導を仰ぎながら・・これからも精進して行きたいと思っています。

 

保護司のお世話にならない子供達の育成を目指します!!

なんか・・変?ですね(苦笑)